井草の奉仕活動
1 概要
東京都の設定科目として「奉仕」が平成19年度から全都立高校に取り入れられました。井草高校では、第2学年の「総合的な学習の時間」の代替として実施しています。毎週の授業時間帯の1時間を使って行う場合と放課後や土曜・日曜日・祭日、長期休業中などで行う体験的な活動を行う場合があります。井草高校では、これまで「すだちの里」(知的障害者の施設)、「わたぼうしの会」(障害のある子供をお持ちの保護者とポニー乗馬会で楽しく過ごす活動)、「しもしゃく祭り」(上井草駅の商店街主催のお祭り)、「照姫祭り」 (石神井公園で行われるお祭り)、「先天性四肢障害児父母の会スポーツ大会」などの活動に生徒会や部活動、クラス単位などで参加しています。
「奉仕」活動は、井草生の「自主・自律」の精神を育成する活動として行ってきました。これまでの井草生の活動が高く評価され、練馬区、杉並区では多くの方に知られるようになりました。
2 奉仕活動の評価
生徒一人ひとりが前向きに「奉仕」の授業をとらえて、事前学習、体験活動、事後活動に取り組むことができています。特に、体験活動では、練馬区、杉並区のお祭りに参加したり、障害者施設や高齢者施設などで活動しました。具体的には「照姫まつり」「しもしゃく祭り」「井草どんと焼き」「八成盆踊り」などのお祭りに参加してお祭りの運営を手伝ったり、行列に参加したりするなど積極的に活動しました。
また、障害のある方々との交流では「すだちの里」の利用者の皆さんをご招待してクリスマスコンサートを行ったり、「先天性四肢障害児父母の会」のスポーツ大会をお手伝いしたりしました。これらの活動を通して、生徒には地域の方々との結びつきを深めたり、思いやりの心をはぐくむことができると思います。
しもしゃく祭り